

チェリスト
河内ユイコ
学生時代の「HARUTAと私」
幼少期をシンガポールで過ごし、オランダにいた9歳の頃からチェロを始めました。小学4年生のときに帰国してから高校まで、ずっとHARUTAを履いて過ごしていましたね。だからローファー歴はかなり長いんです。当時はちょっと丸めなシルエットがお気に入りでした。音楽高校で楽器を弾いてばかりいたので、運動も兼ねてHARUTAのローファーとともに池袋駅から学校のあった護国寺まで、30分かけて歩いていたんですよ。冬はしもやけになっていたな(笑)。いい思い出です。
何にでも合うショートブーツ
チェリストとして活躍する現在は、チェロを抱えて移動することもあって、ヒールのある靴よりもしっかりと歩けるショートブーツをよく履いています。HARUTAのブーツは、私が普段履いているものよりも軽く、幅もゆったりしていて快適ですね。サイドにジッパーがあるのも高ポイントです。ショート丈のブーツって、きれいめのドレスにも、ちょっとモードっぽいスタイルにも合うところが魅力。今日は女性らしいラップドレスにレザージャケットでエッジーにまとめました。このブーツなら、黒のスキニーパンツやロングコートなどにもさらりと合わせられそうです。
チェロの魅力を伝えることが使命
チェロって、実は人間の声に一番近い音域を持つと言われていて、しかも4オクターブ以上出るんですよ。すごく音域が広いから、チェロだけでアンサンブルができちゃう。楽器が大きいぶん、豊かな音がしますしね。イケイケなパフォーマンスをしなくても十分かっこいいんです。
いま一番力を入れているのは、ピアニストの後藤望友とのユニット「Retrospective」の活動。2015年の年末に結成してから、アニメのテーマソングなどのカバーからオリジナルまで幅広く演奏して、動画をアップしています。ニコニコ動画の「弾いてみた」シリーズでは何度か1位も獲得しました。キャッチーな曲はたくさんの人に聴いてもらえるのがいいですね。この冬にはオリジナル曲のライブも開催する予定。ファッションやアート、アニメなどのカルチャーシーンに間口を広げ、多くの人にクラシック音楽やチェロの魅力を伝えていく。それが私の使命だと思っています。


手にしている譜面はバッハの無伴奏チェロ組曲のもの。「本番は譜面をほとんど見ないのですが、日々の練習にバッハは欠かせません。大人になってからバッハの良さがわかるようになりました」。

演奏時に必携の赤のリップと、小さな頃から大好きな宇宙関連のアイテムたち。
かわうち ゆいこ/1990年生まれ。東京音楽大学付属高等学校を経て、同大学のチェロ科を首席で卒業。クラシック音楽に留まらず、さまざまなアーティストとのコラボレーションやショー出演など、ジャンルを問わず多方面で活動中。ボン イマージュ所属。
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